勘定科目の選び方のコツ
- 毎年同じ科目に入れる:たとえば名刺を「広告宣伝費」にするか「消耗品費」にするかは、どちらでも構いません。去年と今年で入れる科目が変わらないことが大切です。
- 科目を間違えても所得は変わらない:経費の合計が同じなら、税金も同じです。迷いすぎず、記帳を続けることを優先しましょう。
- 私用と兼ねるものは按分する:自宅の家賃・電気代・スマホ代などは、事業で使う割合だけが経費です(家事按分 計算)。
- 10万円以上の物は減価償却:パソコン・カメラ・車などは、何年かに分けて経費にします(減価償却 計算)。
- 売る物の材料・製作費は「仕入」:年末に売れ残った分は在庫として翌年に回します(在庫・売上原価 計算)。
決算書に印刷されている経費の科目
収支内訳書(白色申告)と青色申告決算書には、次の科目があらかじめ印刷されています。これ以外の科目(支払手数料・新聞図書費・研修費・会議費・車両費など)は、空欄に科目名を書いて使います(空欄は収支内訳書が5行、青色申告決算書が6行)。
租税公課/荷造運賃/水道光熱費/旅費交通費/通信費/広告宣伝費/接待交際費/損害保険料/修繕費/消耗品費/減価償却費/福利厚生費/給料賃金/外注工賃/利子割引料/地代家賃/貸倒金/雑費
「ひとり帳簿 Pro」は、取引先や店名から科目を自動で選び、カード・銀行のCSVもまとめて取り込めます。1年分をつけると、決算書の並びで数字がまとまります。
よくある質問
勘定科目は自由に決めていいのですか?
決算書(収支内訳書・青色申告決算書)にある科目のほか、「支払手数料」「新聞図書費」などを自分で足して使えます。大切なのは、同じ種類の支出を毎年同じ科目に入れることです。科目を間違えても、経費の合計(所得)は変わりません。
どの科目にも当てはまらないときは?
少額で頻度の低いものは「雑費」で大丈夫です。ただ、雑費が多すぎると中身がわかりにくくなるので、金額が大きいものや毎月あるものは、内容に合った科目を作るのがおすすめです。
国民年金や国民健康保険は経費になりますか?
なりません。事業の経費ではなく、確定申告の「社会保険料控除」で全額を所得から差し引きます。生命保険料・小規模企業共済・iDeCo・ふるさと納税も、経費ではなく控除で申告します。
10万円以上のパソコンは何費ですか?
1つ(1組)10万円以上の物は、買った年に全額を経費にせず「減価償却」で何年かに分けて経費にします(20万円未満は3年で均等に、青色申告なら40万円未満を全額その年の経費にする特例も)。